物を売る商売をしていて難しいと感じるのは、
ストーリーがない、または希薄な物を売らなければならないとき。
逆に優れたストーリーの中から生まれた物は、
売り文句を考えることも楽しみながら商売ができる。
そのストーリーを丁寧に伝えるだけで、
物の価値に転換できたりするからだ。
このSTANLEYのマグとバキュームボトル(魔法瓶)、
見た目もカタチも質実剛健でアウトドアで頼れる存在。
「売り」はただそれだけだろうか?
冒頭に話したストーリーとは、
そうたやすく生み出せるものではない。
ストーリーとは、そのモノが持つスピリットであり、
また製品を作り出した人間たちのビジョンである。
「確かなもの、本物は時代に関係なく愛用され続ける」
100年も変わらないデザインで製品を作り続けるスピリット、
父から子へ、さらには子から孫へ、
そこには脈々とつながるストーリーがある。
『STANLEY社製バキュームボトルとグリップ マグ』
激しく使うたびに剛健なステンレスにもキズができていく。
この水筒と永いときを共にすることで、
すなわち「思い出」というたくさんのキズが刻まれていく。
そのひとつひとつには新しいストーリーが宿っているのだ。
・・・ちなみに保温性にのみこだわる方は、
象や虎(タイガー)の印がついた可愛いらしい魔法瓶をオススメします。
そういえば昔の魔法瓶と言えば遠足で落として割っちゃうガラス製でしたね。
あの頃にSTANLEYを持っていたらヒーローだったのになぁ。
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