SHUTTER CYCLE DIARIES Jun Yazawa Photograpy

Monthly Archives: 12月 2011

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ターニングポイント 〜見えないものを見るチカラ〜

こんにちは!
前回はぼくがサーフィンと出会った瞬間、
そのターニングポイント(転換点)について書かせていただきました。
       ↓
http://junyazawa.com/blog/?p=1107

2001年〜2005年までカリフォルニアはサンディエゴで過ごしました。
そのアメリカ移住を決意したときが人生の『転機』だったのだと思います。

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サーフィンにドップリとはまった20代前半。
学校を卒業して会社員になり週1〜2日の海通い、
入社1年を過ぎた頃からその生活に違和感を感じ始めました。
(石の上にも三年と言いますが一年は早すぎますね。笑)

そこからモーレツにお金を貯めてカリフォルニア行きを決意しました。

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英語も得意ではないし何の当てもない。
あるのはサーフィンへの情熱だけ・・・。

そんな夢あふれる!?準備期間を過ごす中で、
楽しみにしていたある雑誌の定期記事、
『サザンカリフォルニア・サーフストーリー』
というコーナーを読んでいた日のことです。

ちなみに『サザンカリフォルニア・サーフストーリー』は、
サーフカルチャーの聖地サンクレメンテから発信された、
コラム形式のコーナーでした。

カリフォルニアへの予習ということで、
毎号欠かさずそのコーナーを読むようにしていました。

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インターネットもさほど普及していなかった当時は、
アメリカ西海岸の話題はとても貴重だったのです。
(たしか波情報もダイアルQ2で調べる時代。)
ぼくは西海岸にときめきに似た想いを寄せていました。

そんな南カリフォルニアのコラムを読んでいて、
ある日ふと目に飛び込んできた文字がありました。

本気でカリフォルニア行きを決意するまで目に入らなかった文字。
その記事を書いていた方のメールアドレスでした。
誰だと思いますか??
そこには、
funaki@・・・と明記されていたのです。

早速わたしは”西海岸への思いの丈”をメールしました。
「いつもカリフォルニアの記事を楽しみに読ませていただいております。
この度カリフォルニアに行くことになりまして・・・」
すると返信がすぐに来て、
「こちらに来た際はぜひ遊びにきてください。」
これが写真家である船木氏とぼくが出会ったキッカケだったんです。

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カリフォルニアに行った後は、
船木からサーフィンの真髄(奥深さ)を日々学ぶことができました。
すでにNAKIの名はサーフィン界に轟いていて、
サーフ誌の権威「SURFER’S JOURNAL」で特集を組まれる一流フォトグラファー。
普段の生活で垣間見せるインスピレーションに圧倒される毎日だったので、
それについていこうと必死で生きていた思い出があります。

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その波乗りを通して学んだ中から、
今日は『洞察力』についてピックアップします!

洞察力というと”直感的なチカラ”の意味合いが強いですが、
その直感という感覚は、
毎日意識することで磨かれる気がするのです。

「目の前にある多くの事象から瞬時に最良となるモノを選びとる能力。」

それはまさに、
見えるものから”見えていない先のビジョン”を判断していくチカラなのだと思います。

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例えば、波の割れ方や流れ、うねりの方向によって、
地形やテイクオフスポットなどを読み取り、
もっとも綺麗にブレイクする波を予測します。
どの波が長く滑走できる波なのか、
どの波がメイクできるバレルなのか、
巧者はそういう見えないものから良い波を判断しているのでしょう。

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波に触れるだけでなく、
波から得るものを意識する。
うねりの中のコブ(テイクオフスポット)、
滑走面のくぼみや傾斜の予測、
そういったモロモロを瞬時に判断するチカラが巧者にはあるのです。
だから良い波ばかり乗れちゃうんじゃないか、と。

それはどの世界でも一緒で、
イチローの選球眼、
今は亡きジョブズのApple経営、
やり手営業マンの取引先を読むチカラ、
すべて見えないものから最良を判断する能力で、
「一流」を勝ち取っていくのでしょう。

バッターボックスに立つ数分間のために、
どれだけ多くの時間をかけて準備しているのか?
周到な準備が洞察力を高めるとも言えそうです。

Feel_the_Glide_Pelican

無風で美しい波の日に、
船木とサーフィンをしていると、
ペリカンが餌をとるために海面に急降下してきたことがありました。

その時の船木の一言が印象に残っています。
『ペリカンとか野生で生きる動物は人間と違ってさ、
風邪をひいたりして餌をとる能力がなくなれば、
生死に直結するんだよね。
そういうことで感覚が磨かれていくんだろうな。』

birds,silent summer

見えないものを見るチカラ。
意識して磨けば見えてくるビジョン、
きっと生まれた時から誰にでも備わった力なんだと思います。

意識することではじめて開けてくる世界、
カリフォルニア行きを決意した時に見えたあのメールアドレスのように。

涙の効用とは!?

闘病を経験してからとても涙もろくなった。
2〜3日に一回はどこかで涙を浮かべている気がする。

悲しくてではなくて感動して涙が出るのだ。
俺は36歳の男の子だから、基本的に悲しくて涙することは無い。
そんな弱い涙は15歳の春に卒業した。

映画やドキュメンタリーを観て、
または小説を読んだり音楽を聴いて泣くのである。

そこで涙の効用を調べてみた。

1、体の浄化作用。
2、神経がストレス状態からリラックス状態に移行する。
3、免疫力を高める。
4、脳内エンドルフィンによる精神の鎮静効果。
などなど。

これらは「笑いの効用」とだいぶ似ている。

要するに、
『感動』がひとつのキーワードと言えるのかもしれない。

感動とは、
あるモノゴトに深い感銘を受けて強く心を動かされること。

日々いろいろなことに感動できる、
そんな体質でいられたらなんて幸せなことだろうか。

みなさんは感動してますか?

おれは今日こんな歌を聴いて感動しました。

サーフィンのすすめ 〜マイ・ターニングポイント〜

【ターニングポイント・・・転換点。転機。巻き返せるチャンス。】
生きていれば、人生のターニングポイントと呼べるいくつかの機会に出会うことがある。

思い返せば18の春、
ぼくがサーフィンと出会ったのは高校を卒業して間もなく、
車の免許を取ってすぐに遊びに行った海でのことでした。

たまたまオーストラリアに留学をしていた友達がサーフボードを持っていて、
その彼と一緒に茨城の阿字ケ浦に向かいました。

親に借りたセダンの後部座席の窓を開けて、
サーフボードを横に寝かせてノーズは窓からコンニチハ。

今思うとかなり危険な荒技で海に行っていましたね(笑)。

たった1本のサーフボードで遥か沖に向かい、
海水が動めく波の上を滑る不思議さ。

そんなサーフィンの果てしない魅力に取り憑かれ、
それからは毎週末に海に行くようになりました。


無心でガムシャラに腕を回して、
サーフボードが波の力で勢い良く走り出す。
はじめてボードの上に立てた喜びは忘れられません。

次の瞬間には白い波にモミクチャにされてしまい、
それでも海中で大声を張り上げて笑った記憶があります。

波の上を巧みに滑る人たちを見て興奮するとともに、
いつかは自分もそうなれるのかと不安になることもありました。

はじめて経験する台風の大波に海の恐ろしさを知り、
沖に出れず何度も打ちのめされてビーチで体育座りした日。

勇気を振り絞ってパドルした波に、
真っ逆さまに振り落とされて海中2回転半を決めることも・・・。

真冬の海で凍えながらも奮起して入水する日。
流れがきつくてただただパドルしているだけの日。

それでもまた海に向かうのは、
1本の波への滑走が無限の感動を与えてくれるからだと感じています。
たった1本の波が人生を変えてしまうことも波乗りの魅力。

海の中で波と向きあい全てを忘れて楽しめる、
そんなサーフィンの一面を知ったことがありました。

前述したオーストラリアに留学した友達が、
母を亡くして、その次に海に行ったときのことでした。

彼が小さな声でつぶやいた一言、
「海に入っているときだけだな、全部忘れられるのって・・・。」

そのときぼくは何の声もかけてあげられませんでしたが、
今はハッキリと、海が、波乗りが彼を癒していたんだと分かります。

仲間と笑顔で波に乗り合う楽しさ。
ただただ無心でモノゴトに打ち込める幸せ。
それは一方で嫌なことを一瞬でも忘れられる逃げ場にもなるんだ、と。

人の一生の中で心から好きといえる”もの”に出会えることって、
きっと1度か、多くても2度くらいしかないはず!

ぼくにとっては間違いなく、
波乗りと出会った日が”人生のターニングポイント”だったと思います。

ぼくがサーフィンを始めるきっかけになった1行の言葉。

『サーフィンを始めたら人生が変わるよ。』

↑キャスリン・ビグロー監督の映画「ハートブルー(原題:Point Break)」、
その中で出てくる言葉なんですが、
良い波に乗れた日はいつもこの言葉を思い出してしまいます。

映画の中に出てくる波乗り師範ボーディのスタントは、
なんとマット・アーチボルトがやっていたんですよ!
(この12年後に撮影隊としてマットとコスタリカに行くことになるとは・・・)
波乗りが取り持つ縁には不思議なパワーを感じます。

波乗りの良さを数え上げたらキリがありませんね。
まだやったことがない人はぜひ試してみてください!

『きっと、人生が変わりますよ♪』

http://www.nakisurf.com/