SHUTTER CYCLE DIARIES Jun Yazawa Photograpy

Monthly Archives: 2月 2015

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ヨセミテ渓谷、紅く染まるハーフドームに豊かな未来を見る

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有名な観光地にもかかわらず、何度も訪れたいところがある。

いつかそこが気持ちの上で、故郷のようになればいいなと思い、

毎年のように通っていた場所。

それがこのヨセミテ。

何度通っても発見があり、「何も知らない」ということを分からされる。

園内で働くパークレンジャーもみんな笑顔。

その場所が、そこで働くみんなを笑顔にさせるのだろう。

湖を跳ねるレインボートラウト(虹鱒)、

太陽に照らされて輝く岩肌、

草木も動物たちも、子どもも大人も活き活きと生命を放つ。

谷間を抜ける風にさえ、すべてに精霊が宿っている。

本当の未来は、そんな場所にこそあるべきだ。

 

時を超えて語り継がれる想い。ある飛行思想家のストーリー

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「自分がもし炭坑夫だったら、

地下に人生の教訓を掘り出そうと努力したであろう。

ぼくにあっては、

飛行機は決して目的ではなくて手段だ。

自分を創り上げる手段だ。

農夫が鋤(すき)を用いて田畑を耕すように、

ぼくは飛行機を用いて自分を耕すのだ」

いまから71年前、あるひとりの思想家がこの世を去った。

彼の名はサン・テグジュペリ。

南米の新航路調査などをおこないつつ、作家として数々の名作を残した人物だ。

代表作『星の王子さま』は、今もたくさんの人に読み継がれる名作。

サン・テグジュペリは、自身の飛行経験を通して得た思想を、

うつくしく哲学的な文章という形で、人々にいまも伝え続けている。

「ひとり空を飛行すること」で彼の思想は、より創造的なものになっていったのだろう。

普通では経験できないことから、多くの知識を与えられて、

小説(ストーリー)というカタチで人々に感動を伝えたのだ。

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普通では経験できないこと。

それはサーフィンにもいえることだと思う。

サーフボード一本で海に漕ぎ出して、盛り上がる海水を追いかけて、

うごめく水面を浮遊しながら滑っていく。

これは普段生活する陸上では想像もつかない行為で、何もかもが斬新で不思議な世界。

沖から海を見れば、遥か続く水平線だけがあって、

陸側を見れば、人々が普段の生活をする土地が広がっている。

そこで得られるものは、空を飛行することにも似ている気がする。

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サーフィンは道具をそろえることから始まり、ひとり海に漕ぎ出すところまで、

未経験の人にはなかなか想像ができないために、敷居が高いスポーツと思われがちだ。

しかし、実際にサーフィンをしている方からすれば、

思い立って始めてしまえば、「難しいけど感動的で楽しいスポーツ」で、

その難しさに一気にのめり込み、海のこと、道具のこと、天気のこと、

そのすべてが楽しくて仕方ない日々となる。

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そう考えてみると、サーフィンをするものの言葉は、

まだ波乗りを知らない人への「魔法の言葉」になるのかもしれない。

期待がふくらむ海までの道のり、朝陽に照らされた海面の輝き、

沖から迫ってくるうねりへのドキドキ感、波のパワーを一気に感じる瞬間、

波の斜面がみせる美しさ、そこに巡りあう本当の海の大切さ。

その場所で経験した言葉には、純粋な楽しさと感動があふれている。

そして、より良い「海とのつきあい方」を創造していく使命がある。

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飛行家サン・テグジュペリはこう残している。

「大きな冒険や勝利、創造的な行動に邁進するとき、人はこの上ない喜びを得る」

たった一人の思想家の思いは、

ストーリーという形で時代を超えて語り継がれ、世界中の人々のこころに浸透している。

空の冒険、海の冒険、空と海はどこか似ている。

「空を自由に飛ぶ=波に自由に乗る」

今、グライド(滑走)の快感は俺の人生の支えになっている。

そんなこんなで近々波乗り旅に出ます。

行き先は…スリランカ!!

Have a good winter friends!!

 

世界にあふれるストーリーを0.01秒に掴みとる

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0.01秒以下の世界。

写真はたった0.01秒の一瞬で、人の心に絶望も、そして希望も植え付ける。

例えばアフリカの飢餓を伝えるやせ細った子どもの写真。

そこには悲しみの涙が溢れる。

一方で、荘厳にそびえる山々の写真。

その雄大な景色は人に勇気を与える。

愛する人の写真を見て、愛の感触を思い出し、幸せにひたることができる。

 

写真のチカラ。

それは人が持つ想像力のチカラなのだ。

0.01秒の一瞬からさまざまな事を想像し、あらゆる感情を呼び覚ます。

カメラを通してストーリーのたった一瞬を掴み取る。

その一枚に無限のドラマを求めて。