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【旅の特集】南台湾 2012

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「台湾はいいよ!」

そんな言葉を聞いてから、早10年以上が経っていた。

この数年は忙しい日々を送っていたので、

海外に旅立つことさえ出来なかった。

1週間ほどの休暇を得たので、近場の海外、台湾へ!!

「波乗り」と「食」に尽きる旅だが、

自分のライフスタイルをよくよく考えてみれば、

興味の矛先(ほこさき)は、いつもその辺にあると気付いた。

そんなわけで期待をたっぷりと抱き、旅立ちの日を迎えた。

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台湾と言えば・・・、

「まったりとサーフィンができるよ!」

「すごく親日的な国だね」

「とにかく食べ物がうまい!」

「台湾の女の子にモテるぜ」

などなど、数々の良き言い伝えを聞く。

「そんな良い事づくめはホンマかいな?」と意気揚々に、雨風強い成田空港を飛び立った。

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もちろん雲の上は快晴。

成田から台湾(桃園国際空港)までは3時間半ほど。

映画1本分のちょっとした空の旅でとても近い南国の島。

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【Day 1】

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台湾では2007年9月からレンタカーの運転が可能になったとのことで、

今回はサーフボードも積めるTOYOTA「YARIS」という車を5日間ほどレンタル。

YARISは日本でいう「ヴィッツ」である。

※台湾でレンタカーに必要なのは、「日本の免許」と「JAFで発行できる中国語の許可証」。

〜ガソリン補給のたびに活躍した言葉をご紹介〜

台湾はオクタン価で種類を呼ぶそうで、日本のレギュラーは「95」になるとのこと。

「95 満タン(ジョーウー ジャーマン)」これでガソリン補給は完璧に通じます、ハイ。

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台北から目的地の南台湾まで400km以上。

台北から高雄までは高速道路(中山高速公路)があるとのことなので、気合いを入れて出発。

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高速道路にはポイントごとに料金所があり、通るたびに40元(140円程度)お金を払っていく。

ETC、回数券、現金払いの3つがあって、料金所ゲートがそれぞれ違うので要注意。

一度間違えて、大型車用のゲートに入ってしまったが、

大型車分の「10元」を多く取られただけだった。

毎回キャッシュを出すのは面倒なので、その後は回数券を買って使用。

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高速道路には定期的に休憩所(服務区)があり、

トイレやガソリン、食べ物なども買えるのでとても便利。

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日本のサービスエリアと一緒だが、違いは国民性だろうか。

サービスステーションの入り口で、

お釜を広げて家で食べるような食事をしている家族などもいる。

人の目を気にせず自由を謳歌するっていいなぁ。

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サービスエリアの食べ物もなかなかのもので、

台湾風のおでんや麺がとても美味しい。

無類の麺好きにはたまらない。

グビ〜っと一杯ひっかけたくなるが車なのでガマンガマン。

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420kmの道のりで約5時間。

南台湾に着く頃にはもう夜だったので、

その日はホテルに直行して波乗りは明日の朝イチ。

宿は桓春(ヘンチュン)という古き佳き風情のある街にした。

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【Day 2】

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南台湾でも一番メジャーなスポット、佳楽水(チャーロースイ)へ。

宿泊先の桓春(ヘンチュン)からは15分程度。

サイズは小さいながら、楽しそうな波がブレイクしていた。

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沖に向かって左はリーフと玉石のブレイク、

右には河口があり、リバーマウスブレイク。

この日はまだサイズのあった河口側でサーフ。

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カタチは良いが、なかなか張ってこない波質。

サイズのある台風うねりがヒットすればきっと最高なんだろうなぁ、

と夢想しつつ、それでもゆったりのんびりグライド。

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台湾ではサーフィンが流行に乗り出しているようでスクールなども盛ん。

左側のリーフ&玉石の波。

これでサイズが上がれば、と思わせる麗しき風景。

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車にサーフボードをしまっていると、ローカルのワンコが鼻先で俺のヒザをつついてきた。

「何か食い物はねーか?」という視線に、野生、いや野良の強い意志が読みとれた。

お互い、強く生きようぞ。

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午後はレンタカーの機動力を活かして、さまざまなスポット巡りへ。

南国情緒あふれる青い海、白い砂浜もある。

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もちろん、このような台湾的歴史的風景も至るところにある。

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台湾ガールズのイケイケライド。

「日本人は好きですかっ、あ、行っちゃった」というほどに疾走するガールズ。

道路は原付バイク率が高く、2人乗りはアタリマエ。

家族みんなで「4人乗り」というのもあった。

※基本(交通法)では1人乗りが原則だそうです。

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【Day 3】

翌日、風の音で目が覚める。

風向きが波乗りに適さないようだったので、ひとまず朝飯を喰らいに街を闊歩。

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台湾には朝飯屋なるものがあって、早朝6時から美味しいご飯が食べられる。

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だいたい毎朝このようなものを食べていた。

安い上に美味いのでいつも食べ過ぎてしまうのだ。

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朝から強い東風で佳楽水(チャーロースイ)の波もオンショアでつぶされていた。

他のスポットは波がないのでひとまずオンショア波でサーフィン。

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何とか乗れる波もあり、オンショアのアトラクション系波を楽しむ。

干潮時にはリーフ側の波へ。

旅のボード選びが功を奏したようで、その性能がとても波質に合っていた。

トリップに選ぶ1本で大事だなぁと、実感する。

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この日の夜は、南台湾でのビッグシティ「高雄」へ!!

桓春から高雄までは2時間の道のり。

台湾といえば夜市。

たくさんの屋台が並び、食を求めて活気に満ちた光景。

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これは名物カキのオムレツ。

ふんわりトロ〜リした卵焼きに、カキが入った美味しいオムレツ。

甘いタレをつけて食べるのだが、醤油かケチャップで食べたらもっと美味しそう。

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山盛りの「肉の饅頭」。

焼きにしても、蒸しにしても、台湾の饅頭はほんとうに美味しい。

蒸し、焼き、揚げ、饅頭づくしの日々。

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こちらも山盛りの串焼き。

どれもこれも食欲をそそる♪

それにしても安い!!

物価も安いので、1食400~500円も出せば美味しいモノがたらふく食べられる。

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名物のカラスミ。

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魚介ものも盛り沢山。

その場で煮たり、焼いたり、揚げたりして食べる。

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お姉さんが焼いているのは、タコ焼きならぬエビ焼き。

小麦粉にうずらの卵とエビを入れて、くるりと回せばハイ♪

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おいしいエビ焼きのできあがり〜♪

にわかに、大阪は難波千日前あたりを思い出す。

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高雄、六合夜市でイチバン美味しかったもの!

絶品の羽根つき「焼き小籠包」。

これをお酢だけで食べるのが、ヘルシー的台湾流の食べ方だとか。

中華3000年、食の歴史はハンパではないアルヨ〜!!

と夜空に叫び、満腹の夜が更けていくのであった。。。

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食後のデザートにフルーツはおいかが?

これで波に当たれば言うことなし!

ということで、

Day 4 は東台湾に波探しに・・・。

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【Day 4】

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明け方の暗いうちから目覚めて、風をチェックするものの、

前日から変わらず強いオンショア風が吹き荒んでいた。

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むむ?・・・。

うす暗い町を見渡すと、一件だけ活気に満ちたお店がある。

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これは宿泊先の桓春(ヘンチュン)にある朝メシ屋、「永和四海豆獎大王」

台湾には朝メシ屋さんがあって、早朝から活気に満ちている。

なんと!朝の6時からオープンするという。

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小籠包(ショーロンポー)や、普通のサンドイッチまで、

オドロクほどのメニューラインナップ。

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「おいしいタマゴ焼き焼いてまっせ?♪」と、なぜか関西弁になり、

朝の6時から食欲がにわかに刺激されてしまう。

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朝食的なやさしいパン系から、餃子に饅頭(マントウ)まで、中華3000年の食ザンマイ。

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小籠包に野菜の饅頭、

焼いたニラ饅頭、

卵焼きなどをパイ生地に包んだもの、

そしてほのかに甘い豆乳。

これだけ買っても500〜600円程度。

波乗り後を考えて、朝食の残りはお持ち帰り。

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みんながドンブリで飲んでいるものに興味をそそられ、いざ、頼んでみることに・・・。

それは温かい豆乳。

あまい味付けで朝の胃にちょうど良い。

となりにいた長老風おじいさんがコチラを見てニヤリと笑い、

「これが長寿のヒケツあるよ」と言ったとか、言わないとか。

台湾人の元気のヒミツは朝食にアリ。

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腹ごしらえして、南台湾「佳楽水(チャーロースイ)」へ。

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やはりオンショア風で面が乱されていた。

岬側の波ならば少しは風をかわしていたので、そちら側で入水。

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メインはリーフ&玉石のレフト波だが、風の影響で走れるライトがあった。

相板のCANVAS『バターゾーン』で快走。

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ドリャッと、小籠包エネルギーを発散。

バターゾーンは滑走能力が高く、安定するので、この手のオンショア波も楽しめる。

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バターゾーンの滑らかさは、まさに、やさしき豆乳のノドゴシか。

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この日はせっかくのレンタカーを活かして、東台湾に向かうことにした。

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昨今、話題になっている台東エリア。

外洋に面しているので台風シーズンは本格派の波も多いらしい。

しかしながら、台南エリアからは山越えもあり、結構な距離と時間がかかった。

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サイズが上がったら良さそうなビーチ。

アクセスできそうな場所を、こまめにチェック。

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原生の自然が残るエリア。日本の南西諸島の景色に似ている。

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さらに北上して、東河エリアに入る。

この辺は河口などもあって、グッドブレイクが多そな気配。

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のどかな風景。

「波はなくとも心はニシキ、宮城の米はササニシキ」

などとワケの分からぬことを言いつつ、まるで波に当たらない自分を励ます。

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そんなこんなで日が暮れて、東台湾ではスポット探しに終始。

きっと次回は東を狙おうと心に決めて、南台湾に帰ることに。

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うつくしい夕焼けを背に、ふたたびいくつもの山を越える。

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【Day 5】

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5日目。

オンショア風も治まったが、波はもも〜腰サイズと小さめ。

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この日が南台湾ラストデイなので、まったりと小波をグライド。

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台湾ローカルのサーファーたちも、みんなこころ優しい方ばかりだった。

言葉は通じないので、身振り手振りでの会話。

それも旅の醍醐味でしょうか。

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サーフィン イズ ワールド ワイド!!

波乗りがつなぐ世界があります。

謝謝(シエシエ)♪ 謝謝(シエシエ)♪

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ランチには、まさに絶品 “ホシ5つ”の唐揚げプレートランチ。

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桓春のメイン通り沿いにあるローカル風の店。

台湾料理は全般的に日本人が好む味付けなので、どこに入っても安心できる。

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名物のタピオカミルクティー。

おおぶりのタピオカがモッチモチしていて、練乳のあまさが後をひくミルクティー。

(もはや食の旅人になっています)

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この日の午後は、東風がオフショアとなるビーチに向かってみる。

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白沙(パイシャー)ビーチ、白砂のうつくしい海岸。

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白沙、南湾エリア。

この辺りもうねりがヒットすれば、グッドブレイクになるようだ。

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オフショア風にフィール ザ グライド!!

このマイクロファイバータオルが大活躍で、5日間一度も洗わず使用。

水をふき取った後は、天日干しですぐ乾くので便利。

光触媒の抗菌でまったく臭くならない。

軽くて薄いので荷物にならず、トリップには必需品。

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最終日の夜は、墾丁(ケンティン)の夜市へ。

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台湾的色気満点型美人も屋台でウマいものを食す。

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この夜市は若者がとても多く、日本のお祭りのような雰囲気がある。

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イカの姿焼きならぬ、豪快に”まるごと姿揚げ”。

なかなかにして食ッキングな様相である。

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新鮮な海の幸の、煮るなり焼くなり好きにして状態。

揚げたての海鮮がサクサクで美味しかった。

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【Day 6】

最後はレンタカーにて台北に戻り、一泊して帰国の途へ。

5日間で、のべ「1,400Km」の走行距離。

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古い文化的風景と若いカルチャーが入り交じり、とても活気のある台湾台北市。

また多くの自然が残る東台湾。

そして波乗りカルチャーが発展する南台湾。

日本からも近くて、温暖な気候のすばらしい場所。

食はどこに行っても美味しいが、観光ブックにないところがオススメ。

特に南台湾のローカル店は味付けがとても美味しい。

純粋でやさしい人が多く、笑顔の絶えない旅になった。

よく親日国と言われるが、そういった一般論ではなく肌で感じる親切さ、

台湾には日本が忘れかけている人情や温もりがあるのかもしれない。

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「次回のトリップでは、すばらしい波とめぐり会えますように・・・」

再見(ツァイチェン)!!